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【読書レビュー】居酒屋ぼったくり 秋川 滝美

小説
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「居酒屋ぼったくり」とは

タイトルとは異なり、全然ぼったくらないお店のお話です 笑

両親から居酒屋を引き継いだ姉妹が、常連客においしい料理とお酒で寄り添い、またお客さん達からも見守られながら日々を健気に生きています。
お店に来る人達の出来事や思い出の味と、料理、お酒がひとつの物語になっていきます。
お酒を飲みながら読みたくなってしまう一冊。

著者:秋川 滝美
出版社 ‏ : ‎ アルファポリス (2014/5/1)
発売日 ‏ : ‎ 2014/5/1
シリーズ :完結済 (全11巻+番外編3巻)

↓クーポン発動中!試し読み&漫画版もあります♪

あらすじ・内容

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。
全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載! 
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説!

目次

  • 暖簾の向こう側
    【おでん・卵黄の味噌漬け・菜飯・かき菜のおひたし】
  • 思い出につける付箋
    【人参の葉の炒め物・スペシャル茶漬け・鶏のにこごり・茸雑炊】
  • 丑の日の孝行娘
    【鰻の散らし寿司・ミョウガの梅酢漬け・あつあつ小鯵南蛮・福島の桃】
  • 汗かき職人の夏
    【なすの田楽・豚肉の味噌巻き・豆腐の揚げっぱなし・手羽先スペシャル風・ゆかりとおかかのおにぎり・キュウリ一本漬け】
  • 拾った子猫
    【鮎の塩焼き・冷やし茶漬け・カマンベール生ハム巻き・トマトと生ハムのカッペリーニ】
  • 夏休みの過ごし方
    【枝豆・おつまみ素麺・素麺チヂミ】
  • ゴーヤの苦み
    【ゴーヤチャンプルー・ゴーヤのおひたし・めはり寿司】

第二話登場 ~吉乃川 厳選辛口~ 熱燗におすすめ!

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第六話登場 ~ヒューガルデン ホワイト~ フルーティーな甘い味わい!
ビールの苦みが苦手な方にもおすすめです♪

「居酒屋ぼったくり」のおすすめポイント

①人情あふれるお話が好きな方におすすめ!

「ぼったくり」という物騒なタイトルとは全く異なる内容で、酒と肴と人情があふれる作品です。読むたびに、近所にこんな居酒屋があったら通うのにな、と思っています。

ちなみに、店の名前の由来は、前店主のこちらの思いからきています。

「誰でも買えるような酒とかどこの家庭でも出てくるような料理で金を取ってるだけでぼったくりなんだ。でもたとえありきたりの料理でもひとつひとつ丁寧に心込めて作ったら初めて払った金も惜しくないって客が思うようになるんだ。でもまだ自分はそこまでに達していない。だから店の名前はぼったくりでちょうどいいんだ」。


頑固親父!という雰囲気の店主のこだわりですね。
こういう店主のこだわりや、客と店主の人情あふれるやり取りなどにも、懐かしい昭和の雰囲気が感じられます。
40代の私にはこういう雰囲気がほっこりしますね。

②お酒・お食事系の小説好きな方におすすめ!

元々おいしい食べ物が出てくる物語が大好きで、色々な小説や漫画を読んでいますが、このお話では、食事を作る店主からの目線で書かれています。
材料選びから、材料の処理の仕方やマッチングのさせ方など、普段料理をする主婦にもとても勉強になります。

ラノベが好きな方にもおすすめ!

店主と客の会話形式で物語が進んでいくので、さらっと読めます。
軽くテンポの良い文体でラノベ感覚で読みやすいです。

オススメまとめ
・下町の人情あふれるストーリー
・料理のレシピや、お勧めのお酒の銘柄や情報も知ることが出来る
・ラノベ感覚でサラッと読みやすい文体。


本棚を整理していて、久しぶりに読み返しました♪
お酒を取り寄せて、飲みながら再読しようと思います~。
おつまみも作ろうかな♪

小説は文庫本も出ていますし、漫画版もあります。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね♪

実際に作ってみたレシピに関しては、料理カテゴリをご覧ください。
第4巻収録…『ほったらかしで、茹で鶏

本を読みながらお酒もいかがでしょうか♪

第一話 ■諏訪泉 特別純米酒 ↓

第四話 ■ラドラー ↓

第四話 ■北斗随想 ↓

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